ドローンの練習方法とおすすめの練習場所を紹介!初心者向けに基本操作や練習用アプリを解説
- 「ドローンの練習がしたいけどおすすめの練習方法が知りたい…」
- 「ドローンの練習がしたいけどどこで練習しても良いのかわからない…」
本記事を読まれている方はこのような悩みを抱えているのではないでしょうか。
本記事では、ドローンの練習方法やおすすめの練習場所をはじめ、ドローンの操縦練習にあたり必要となる確認事項や注意点について解説します。
最後にドローンの基本的な操作方法について解説するためぜひ最後までご覧ください。
本記事を読み終える頃には、ドローンの操縦練習をするにあたり必要な情報を理解し正しく練習することができるようになるでしょう。
ドローンのおすすめの練習方法4選
ここでは、ドローンのおすすめの練習方法について解説します。ドローンの練習方法としては主に下記の4つが挙げられます。
ドローンの操縦練習にあたって、どうすれば良いかわからない方はぜひお目通しください。
- トイドローンを使って練習する
- シミュレーターアプリを使って練習する
- 自宅の庭や公園でドローンの練習をする
- ドローンスクールに通って練習する
トイドローンを使って練習する
ドローンの練習をしたい方は手頃な価格で購入できるトイドローンを使って練習してみましょう。
トイドローンは、100g未満のものが多く機体重量が100g未満のドローンであれば資格がなくても操縦することができます。家の中やネットやフェンスで囲われた屋内などで練習することをおすすめします。
シミュレーターアプリを使って練習する
ドローンの練習にシミュレーターアプリを活用するのは効果的な方法です。シミュレーターでは本物の機体と同様の操作感を体験できるため、基本的な操縦スキルを身につけることができます。
以下4点は主なシミュレーターの例です。
- DJI フライトシミュレーター
- Quadcopter FX Simulator
- ヘリトレ
- DJI Virtual Flight
自宅の庭や公園でドローンの練習をする
ドローンの操縦練習は、自宅の庭や公園でも行うことができます。
しかし、公園で練習するときは周囲に人がいないことを確認してからドローンを飛ばすようにしましょう。仮に人が周囲にいるときは自宅の庭で練習することをおすすめします。
ドローンスクールに通って練習する
仕事や個人的にドローンの撮影を楽しみたい方はドローンスクールに通うことをおすすめします。
ドローンスクールで資格を取得することで、幅広い場所の選択ができるだけでなく、仕事においてもクライアントから信頼を得ることが可能です。
ドローンのおすすめの練習場所4選!無料で練習できる場所も紹介
ここでは、ドローンのおすすめの練習場所について解説します。無料で練習できる場所もあるため、ぜひ参考にしてください。
以下はドローンのおすすめの練習場所です。
- ドローンスクール
- ドローン練習場
- 自宅の庭や人がいない公園
- 屋内の囲われた場所
ドローンスクール
先ほど記載しましたが、ドローンスクールはドローンの練習場所にうってつけの場所です。
ご自身のみで練習することが不安な方は経験豊富で高い技術を持つインストラクターから指導を受けることをおすすめします。
すでにドローンスクールにて資格を取得している方は、ドローンスクールによっては無料で練習場所を提供していることもあるため、一度確認してみると良いでしょう。
ドローン練習場
ここでは、ドローンの練習のために用意された3つの練習場をご紹介します。
以下は地域ごとのおすすめの練習場です。
- 【北海道・東北】AIRSTAGEドローンフィールド
- 【東北】郡山ドローンパーク
- 【関東】ドローンスクール東京
【北海道・東北】AIRSTAGEドローンフィールド
AIRSTAGEドローンフィールドは、ドローンの練習場として非常に適しています。
広大な飛行エリアを提供しており、ドローンの基本操作から高度な飛行技術まで幅広く対応可能。先進的な運航管理システムが整備されているため、安全かつ効率的にドローンの飛行練習が行えます。
また、全天候型の施設であるため、天候に左右されずに練習が可能。バッテリーの充電やメンテナンスが行える設備も整っているため、長時間の練習も行えます。
【東北】郡山ドローンパーク
郡山ドローンパークは、東北最大級の広さを誇る理想的なドローン練習場です。
東京ドーム0.8個分、高さ150mの広大な土地で思う存分ドローンを飛ばすことができ、初心者からプロまで幅広い層に楽しんでいただけます。
また、全天候型の施設であるため、天候に左右されずに練習が可能。バッテリーの充電やメンテナンスが行える設備も整っているため、長時間の練習にも対応しています。
企業様の研修などにもご利用いただけ、ドローンの魅力を存分に堪能できる注目のドローン練習場です。
【関東】ドローンスクール東京
ドローンスクール東京は、ドローンの練習場として非常に適しており、練習場所は、お台場・新宿・渋谷など都内に複数展開しています。(横浜にもあります)
東京ドーム0.8個分の広大な敷地を有し、高さ150mまでの飛行が可能な制限空域内で思う存分ドローンを操縦可能。全天候型の施設であるため、天候に左右されずに練習が可能です。
また、バッテリーの充電やメンテナンスが行える設備も整っているため、長時間の練習にも対応しています。初心者からプロまで幅広い層に楽しんでいただけるよう、キッズスペースの設置やプロジェクターの無料貸し出しなど、利用者の視点に立ったサービスを展開しています。
自宅の庭や人がいない公園
先ほど記載しましたが、自宅の庭やお近くの公園で練習することもできます。
手軽に練習できるというメリットもありますが、公園で練習する際は周りに人がいないことを確認してからドローンの練習をするようにしましょう。
屋内の囲われた場所
こちらも先ほど記載しましたが、フェンスやネットなどで囲われた屋内スペースでドローンの練習をすることができます。
こちらも公園で練習する時と同様に、屋内に人がいないことを確認してからドローンの練習をするようにしましょう。
ドローンの練習場所の探し方
ここでは、ドローンの練習場所の探し方についてご紹介します。いざ練習したいと思ってもどこで練習して良いのかわからないこともあるでしょう。
そんな方はぜひ以下の方法でドローンの練習場所を探してみて下さい。
- 国土交通省の地理院地図で確認する
- ドローンマップアプリで確認する
国土交通省の地理院地図で確認する
国土交通省の地理院地図は、ドローンの飛行禁止エリアを把握することができます。飛行禁止エリアを把握することでドローンを飛ばしても良い公園や河川敷などを把握しましょう。
国土交通省の地理院地図は、以下の手順でご利用ください。
- 国土交通省の地理院地図にアクセスする
- 地図画面にある「情報」をタップし、「その他」を選択する
- 「他機関の情報」を選択する
- 「人口集中地区令和2年(総務省統計局)」を選択
- 上部の検索窓に練習したい場所の地名や住所を入力する
- (地図画面上をドラッグして目的の場所に移動させる)
国土交通省の地理院地図にアクセスする
見出しに記載している通り、はじめに地理院地図にアクセスしてください。
地図画面にある「情報」をタップし、「表示できる情報」を選択する
アクセスが完了したら、地図画面の左上にある「情報」を選択してください。
選択した方は、「その他」を続けて選択しましょう。
「他機関の情報」を選択する
「その他」を選択したら、「他機関の情報」を選択しましょう。
「人口集中地区令和2年(総務省統計局)」を選択
「他機関の情報」を選択したら、「人口集中地区令和2年(総務省統計局)」を選択してください。
上部の検索窓に練習したい場所の地名や住所を入力する
検索窓に場所を入力することで、練習しようと思っている場所が飛行禁止エリアであるか否か判断することができます。(地図画面上をドラッグして目的の場所に移動して確認することも可能です。
以下の画像の赤い部分は人工集中地区を示しており、飛行禁止エリアとなるためドローンの練習は避けましょう。(屋内や自宅の庭であれば問題ありません)
参考:国土交通省が提供している人工集中地区におけるドローンの飛行条件
ドローンマップアプリで確認する
ドローンの練習場を探す際に活用できるマップアプリとしては、「ドローンフライトナビ」や「ドローンマップ」などがあります。
ドローンフライトナビは航空法に対応し、人口集中地区や空港周辺の飛行禁止区域を正確に表示。日の出・日没時刻も自動表示されるので夜間飛行の可否も確認できます。
一方で、ドローンマップは人口集中地区に加え、史跡や公園、市町村の独自規制エリアも表示。地域ごとの細かいルールに違反せずに練習場を選べます。
このように、ドローンマップアプリを活用することで、法令はもちろん地域の規制まで確認でき、安全で合法的な練習場を選びが可能です。
ドローンの練習を行う場所での確認事項
ここでは、ドローンの練習を行う場所での確認事項について解説します。
以下は主な確認事項で数も少ないため、安全にドローンの練習を行うためにも一度目を通しておきましょう。
- 都道府県の条件を確認する
- 土地の管理者に確認する
都道府県の条件を確認する
ドローンの練習を行う際には、国や自治体による規制に加えて、都道府県ごとに定められた条件も確認しておく必要があります。
例えば、東京都では都立公園の上空でのドローン飛行が原則禁止されており、許可申請も受け付けていません。
一方、神奈川県では一定の条件を満たせば公園上空での飛行が可能です。
条件を無視して飛行させた場合、罰則が科される可能性もあるため十分な対策が求められます。
土地の管理者に確認する
ドローンの練習を行う際には、国や自治体の規制に加えて、その土地の管理者に確認を取ることも重要です。
例えば、公園や学校の敷地内では、管理者の許可なくドローンを飛行させることはできません。
また、民間の土地であっても、所有者の同意なく勝手に飛行させると、法的トラブルに巻き込まれる可能性があります。
一方、管理者の許可を得れば、公園や学校の敷地内でも安心してドローンを操縦することが可能です。そのため、ドローンを飛行させる前にその土地の管理者に連絡を取り、許可を得るかどうかを確認しておくようにしましょう。
管理者の指示に従わずに勝手に飛行させた場合、罰則の対象となるだけでなく、トラブルに巻き込まれるリスクもあるため、十分な対策が求められます。
ドローンの練習をする時の注意点
ここでは、練習をするときの注意点について解説します。
以下は必ず遵守する必要がある5つの注意点です。
- 飛行可能エリアの確認
- 安全な距離の確保
- 飛行禁止区域での操縦は禁止
- 資格がなければ飛行できないドローンの機体がある
飛行可能エリアの確認
ドローンは飛ばしても良い場所とそうでない場所があります。
以下は国土交通省が定めている飛行禁止とされている区域です。
- 150m以上の高さの上空
- 人口集中地区(DID地区)
- 空港周辺
- 国の重要施設(国会議事堂、首相官邸、危機管理行政機関、最高裁判所庁舎、皇居・御所、政党事務所)の周辺300mエリア
- 外国公館の周辺300mエリア
- 防衛関係施設の周辺300mエリア
- 新千歳空港、成田国際空港、東京国際空港、中部国際空港、関西国際空港、大阪国際空港、福岡空港、那覇空港)の周辺300mエリア
- 原子力事業所の周辺300mエリア
- 第三者の私有地
- 条例や管理者がドローンを禁止している公園
- 管理者がドローンを禁止している川、海岸
- その他、各都道府県・市区町村が条例などでドローンを禁止している場所
参考:国土交通省
上記のように、航空機の航行の安全に影響を及ぼす可能性があったり、落下した場合に地上の人などに危険が伴うような高い空域が対象となっています。
また、以下は飛行レベルを示しており、資格ごとに飛行できる場所について示したものです。
国土交通省へ申請が必要な飛行レベル | レベル1 | レベル2 | レベル3 | レベル3.5 | レベル4 |
---|---|---|---|---|---|
民間資格 | 飛行:○ 申請:必要 | 飛行:○ 申請:必要 | 飛行:○ 申請:必要 | 飛行:○ 申請:必要 | 飛行不可 |
二等無人航空機操縦士 | 飛行:○ 申請:不要 | 飛行:○ 申請:不要 | 飛行:○ 申請:不要 | 飛行:○ 申請:不要 | 飛行不可 |
一等無人航空機操縦士 | 飛行:○ 申請:不要 | 飛行:○ 申請:不要 | 飛行:○ 申請:不要 | 飛行:○ 申請:不要 | 飛行:○ 申請:必要 |
安全な距離の確保
ドローンを操縦する際は、第三者や建物から一定の安全な距離を確保することが義務付けられています。上記でも述べましたが具体的には、航空法で次のように定められています。
ドローンから30m以内に第三者がいる場合は、その上空を飛行してはいけません。
また、建物や人工構造物から30m以内を飛行することも禁止されています。この30mルールは、万が一ドローンが落下した場合でも、第三者や建物に被害が及ばないよう設けられた安全距離です。
操縦者は常にドローンと第三者や建物との距離を把握し、安全を確保する必要があります。
ただし、国土交通省の許可を得れば、この30mルールの例外として近接飛行が認められる場合もあります。
資格がなければ飛行できないドローンの機体がある
一定の資格がなければ飛行できないドローンの機体があります。
航空法では、100g以上の無人航空機を飛行させる場合、操縦者は航空従事者学生操縦証明を取得する必要があります。
また、産業用ドローンの中には、メーカーが安全運用のため、操縦資格の保有を義務付けている機体もあります。
ドローンの基本操作について
ここでは、ドローンの基本操作について解説します。
以下はドローンの基本的な操作についてまとめたものです。
- 電源の入れ方
- 離陸方法
- 移動操作
- 着陸方法
電源の入れ方
ドローンの電源を入れる前に、バッテリーが正しく装着されていることを確認します。
次に、ドローンの電源スイッチまたはボタンを操作して電源を入れます。この際、プロペラが回転を始めないよう注意が必要です。
電源が入ると、ドローンのLEDランプが点灯します。
離陸方法
離陸の前に、周囲に障害物がないか確認します。
次に、送信機のスロットルスティックを上に動かすと、ドローンが上昇を始めます。適度な高さまで上がったら、スロットルを静止位置に戻します。
離陸時は、ドローンの動きに注意を払いましょう。
移動操作
ドローンの移動は、送信機の2つのスティックで操作します。
右スティックで前後左右の移動、左スティックで上下旋回の操作ができます。移動中は周囲の障害物に気をつけ、スムーズな操作を心がけましょう。
初心者は低速で練習することがおすすめです。
また、前後左右への移動操作は以下のように行います。
移動方向 | 操作方法 |
---|---|
前進 | 送信機の右スティックを前に少し傾けると、ドローンが前進します。 |
後退 | 右スティックを後ろに少し傾けると、ドローンが後退します。 |
左旋回 | 左スティックを左に傾けると、ドローンが左に旋回します。 |
右旋回 | 左スティックを右に傾けると、ドローンが右に旋回します。 |
着陸方法
着陸の際は、着陸場所に障害物がないことを確認します。
次に、スロットルスティックを徐々に下げていき、ドローンを着陸させます。地面に着いたら、すぐにスロットルを最下位置に戻します。
着陸後は電源を切り、プロペラが完全に止まっていることを確認しましょう。
まとめ
本記事では、ドローンの練習方法や練習場所について解説してきました。ドローンを飛ばすには航空法などさまざまな規則に注意を払う必要があります。
その中でも、原則家の中やネットやフェンスなどで囲われた屋内スペースにおいては例外なく飛行することができ、気軽に練習に励むことができる唯一の場所となります。
ドローンの練習に取り組む際は、適切な場所選びと飛行条件を守るようにしましょう。